スピリチュアルに惹かれる人は、心のどこかで「もっと自由に」「もっと幸せに生きたい」と願っています。
その願い自体はとても尊いものですが、一歩間違えると現実逃避へとつながってしまうのです。
例えば「ありがとう」「感謝」と言いながらも、自分の中の怒りや悲しみを感じることを避けてしまう。
あるいは「高次の存在が助けてくれるから大丈夫」と外側に依存し、自分の内なる力を眠らせてしまう。これらは一見ポジティブですが、実は自分の波動を下げてしまう要因になり得ます。
量子物理学の観点では、私たちの意識は観測によって現実を形作ると言われます。
感情を無視して「光」だけを見ようとすると、潜在意識に押し込められた「影」のエネルギーが逆に強く共鳴し、人生にネガティブな現象を引き寄せてしまいます。
つまり、波動は隠せないのです。怒りや恐れの周波数を封じ込めたまま「愛と感謝」を唱えても、宇宙には偽りの波長が響き、現実には不調和が現れます。
スピリチュアルを「逃げ場」にしてしまうと、表面的には光の言葉を口にしていても、実際には内側に沈殿した重たい周波数に支配されるのです。
私が過去に体験した苦しみも、まさにこの「波動の二重構造」から生まれていました。